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発注後の注意点と納期トラブルの例

見積もり取得時や発注時には、必ずリードタイム(L/T – 納期)を確認しますが、発注後にまず気を付けたいのも、納期の確認です。

発注したからと言って相手に任せきりにしてしまうと、予定されていた出荷日になっても忘れられてしまっていた…なんてことも少なくありません(^^;)

そんなのあり得ない~と思うかもしれませんが、本当にあるんですよ…。

なので、発注完了!あとは待つのみ!と気を抜いてはいけません!

ついでに書くと、発注内容を相手がきちんと受領してくれたかどうかの確認も重要です!

こちらが注文したつもりになっていても、相手が確認していなくていつまで経っても製品の手配が進まず、日数だけがどんどん経過して…、なんて考えるだけでも恐ろしいです…。

納期も、おおよそでも時期が予め分かっている場合もあれば、発注してみないと分からない場合もあったりと、メーカーやその時の状況により様々です。

トラブルを回避するために

こちらから積極的に確認していかないとなかなか情報が出てこないということも少なくないので、「時が経てば向こうから連絡してもらえるだろう」と任せきりにせず、多少しつこいくらいにでも確認をするのがオススメです。

納期が分かった後も、私はいつも「予定通り〇月〇日に出荷されますか?」と何度か日を置いて確認をするようにしています。

回数や頻度は納期までにどれくらいの日数があるかにもよりますが、納期が来る前に必ず一度は聞いておくのが良いでしょう。

ただ、事前に何度確認していたとしても何らかの理由で納期に遅れが発生することもあります。

お客様のご希望納期とメーカーや仕入れ先からの納期がマッチしない場合であれば、メーカーからお客様への直送とすることで納入までの日数を1~2日短縮することもできますが、他の記事でもご紹介した輸入時の通関遅れだったり、地震や台風、大雨などの天候/災害による輸送遅延etc.、納期って本当に様々な要因で揺らいでしまうんです…。(そこをどうにか調整して可能な限り影響を小さくするというのが私たちの役目なんですが・・!😂)

予想だにしなかったトラブル事例

またコロナ禍では、世界的に飛行機の便数が限定されていた中で医療物資の輸送を優先したりと、混乱した状況の中でなんとか製品を輸送するために航空便から船便に切り替えたケースがありました。

この場合、航空便の何倍もの日数が掛かるだけでなく、船のコンテナ不足の影響で輸送費も上がる…という苦しい状況で、お客様への納入もお待ちいただくことになってしまい、これは納期トラブルの一例と言えるかと思います。

他にも、標準リードタイムについてご了承いただいた上である装置をお客様に購入いただいたものの、できればすぐに使いたい…ということで、お客様が製造される製品への組み込み部品ではなく研究用途だったこともあり、デモ機を貸し出したことがあります。

納入する製品自体の納期短縮こそできなかったものの、お客様の開発に遅れが生じ得る状況を納期短縮以外のアプローチで解決することができました。

上記はコロナ禍での輸送遅延の影響だったり、組み込み部品ではない装置での解決例ですが、近頃の部品不足の影響で現在もお困りの方も多いかと思います。

通常であれば、なかなか新しいメーカーだったり代替品を検討するというのは時間を要することだと思いますが、アジアにはまだまだ日本で知られていないだけで、世界的大手に採用実績があるメーカーや大手の相当品を持つメーカーが数えきれない程あります。

部品調達でのお困り事がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい!